ひとりごと


2002年6月5日

患者さんは何様だ

 本日は、4週間ぶりの外来受診の日である。管理人はいつものように鬱になって頭を抱えながら 診察の順番を待っていた。○○さま、○○○○さまと呼ばれた。おお、おいらの番が来たか待ってましたか と診察室の前まで行った。ふと、ここで疑問に思う。そういえば、僕が働きはじめた時は患者さんを ○○さんと呼んでいたのに、いつのまにか、○○様と呼ぶようになった。なぜだろうか。 病院における接遇の問題については、お客様である患者さんに不快感、余計な不安感を与えないように するのが良い医療従事者ではあると思うが、我々患者にとって良い医療とは何かを考えてみる。 あたり前のことであるが、自分の働いている病院を頼ってわざわざと足を運んでくださっているので 誠心、誠意を持って全力で尽くし、裏門からこそっと送り出すのではなく、正門から笑顔で送り出す ことが真の良い医療だと考える。極端な例えであるが、もしあなたがとても丁寧な応対をするが 裏門からこそっと送り出されるのが良いか、ワンマンで口やかましい医療従事者ばかりで入院していた けれども正門から笑顔で退院することができたとするとどちらを選ぶかは聞くまでもないであろう。

 ひと昔前の如く、先生様、看護婦様の時代ではなくなってきてはいるが、患者様も以上述べた点より 弊害があると考える次第である。


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