ひとりごと


2002年7月3日

情報はタダではない【うまく医療従事者を利用する】

 仕事ネタであるが、ここ数年の間、病院の薬局、調剤薬局で薬とともにあなたのもらった薬と あって、薬の名前、作用、副作用が列記してあるのをもらった方は大半を占めるであろうが 普通の一般の人にこのことについて伺うとこの頃○○病院は親切になったなあとか○○薬局は 説明の紙をくれないから不親切だとかおっしゃられる。すばり本質を話してしまうとこの情報は 有料であるということである。ええっと思われるかもしれないが、よくよく考えてみると 同じ時期にサービスが始まっていることを考えれば裏を返せば診療報酬がつくからである。 医療機関というのはボランティア団体ではないので基本的には金にならないことはやらない、 でもこの情報というのは各病院千差万別である。とある病院では、そう大した薬でもないのに、 細かくA4の紙びっしりと副作用が書かれていたり、またある病院では一言かいてあるだけ 【どちらの病院も同じ情報料を取っている】。患者のとりかたはさまざまであると思うが あまり詳しすぎるのも困ったものである副作用としてかいてあるもののなかには何万例に1件 あるかないかの例まで書いてある場合があるからだ。薬剤師である管理人でさえこの説明をみると 薬を飲む気力がなくなる、また簡単すぎる説明ではかえって重要なことを封印しているのではないかと疑って また薬を飲む気力がなくなる、難しいものだ。忙しい医療機関でなければそこの薬剤師を捕まえて 説明をもとめるのがやはり一番良いのかもしれない。やはり紙切れ一枚で理解するのは 専門家の管理人でさえ難しい、薬剤師といえども市場に出ている薬をすべては把握してはいないからだ、 やはりその薬を扱っている人間に聞くのが理解への最短距離である。また、口頭での受け答えに対しては 重要なことしか話さないと思われるからだ。面倒くさがらず医療者に質問してみよう。 悩んでいたこともすぐ解決するかもしれない。 【ただし緊急を要するものでなければ外来時にしよう、医師に電話で質問すると次回外来時に診察料 が上乗せされる】


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