ひとりごと


2002年8月31日

白血病患者の為の圧力団体の必要性

以前から、ここのコラムで"ぶつぶつ"と"ひとりごと"をつぶやいていても、やはり世の中に白血病患者の悲惨さと協力していただけるよう に促す為の啓発活動をしているつもりの当ホームページのような、"ちっぽけな草の根運動"も必要ではあるが、やはり無力に近いと認めざるを得ない。 我々、白血病患者は他の癌患者と異なり、他人様の協力が不可欠であるし、若い年齢においても発症するため病気を克服した時に必ず 遭遇する"完全なる社会復帰の壁"を打破しなければならない。現在、各地方等に患者支援団体はあるものの、まだまだ効果をすべて発揮 しているものではない。そこでやはり必要なのは政治力である。HIVの患者団体も国会に議員を送り込んでいるし、その効果は、 たとえば医療助成にもあらわれているので絶大であると思う。もし、このまま元気でいて治癒といえる状態になって病気のことを 忘れてしまったら、それは"食い逃げ"以外の何ものでもない。他人に助けられたら、恩返しをするのが人の常であり、しないものは "人"に非ず。たとえ自分が指導的な役割を果たす担い手には性格的にはあわないとしても、その才能のある人を担ぐことをできるはずである。 当ホームページYasuも、もう少し闘病生活から離れたら、自分でもう一歩踏み出した活動を展開しようと考えている。


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