ひとりごと


2002年10月20日

研究

先日、普通の企業研究者がノーベル賞をとった。人ごとながら涙が出そうなくらい嬉しかった。 管理人自身は大学院まで研究に携わったが、日本の技術者の扱いについて疑問をもち現在の職を 選択した。日本のおける博士の学位の扱いは異常なまでに軽視されている。たとえて言うならば博士課程修了者と 大卒後5年の者の所得を比較すると後者のほうがはるかに給料が高い、実際博士課程5年間でストレートに博士の学位 をとるものはほとんどいないので実際にはもっとひらきがでてしまう。また、特許等、会社の利益に特別な影響を及ぼしても ほとんど昇進、所得には反映されない。【ただし、今回のノーベル賞、また青色発光ダイオード特許紛争関連で技術者 に光をあてる法案を国会に提出するらしいが...】働く労働者はみな同じという考え方も一方ではあるのかもしれないが 研究者は家に帰っても何か良い工夫はないものか、ごはんを食べているときも、風呂に入っているときも、 ......はたまた、寝ている時も思案を練っているものである。ということは1日24時間働いているようなものである。 ただノーベル賞受賞者曰わく、"好きなことをやっていて..."という言葉が出ることは羨ましい。 もう少し元気になったら大学に研究員として席をおいて研究をもう一度はじめようかなと思ってみたりする。 もちろんこれは無報酬。【乱文失礼しました。】


ひとつ前に戻る